2015年10月29日木曜日

ZenPad 7.0 Z370C使用レビュー

9月にASUS ZenPadセミナーに参加したことを記事(前編後編)に致しましたが、

ZenPad 7.0(Z370C)をその際にお借りさせて頂けたので
そのレビューについて遅れながらも書いていきたいと思います(;´∀`)



AudioCover、Power Caceまでお貸し出しして頂きました!


サイズ・外観等



左からmiix2 8、ZenPad7.0、GalaxyNote3、iPhone6になります

見ての通りタブレットとしては比較的小柄の部類となります。
ZenPadシリーズとして8.0インチモデルも用意されているのでその影響ですかね。

小柄とはいえやはりNoteシリーズと比較してもスマートフォンとは一線を画する大きさで
電子書籍などに非常に丁度良い大きさです。



私が持ったところはこんな感じ。手は少し大きめなので私は楽々とホールド出来ます。
ただ片手でのタッチパネル操作は流石に厳しいです。
小柄な方でなければページ送り程度の操作は十分に可能ではないでしょうか。

ボタン等も右側に付いており、楽々と音量ボタンの操作・電源や画面のON/OFFが可能です。
海外機は左右についている事が多くごっちゃになりがちなので嬉しい配慮です。


性能について
ここでは一般に広く用いられているAntutuベンチマークの結果を…


うーん、比較対象が少しおかしいところもありますが値段なりの性能と言ったところのようです。
7インチタブレットとして一世を風靡したNexus7シリーズと比べても2-3割増し程度ですね。

極端に悪いわけではないので問題はないのですが
最新のIntelSoC!!とウリにするのなら個人的にはもう一声欲しいところではありました((

最近はAtomシリーズと言ってもこういったミドルエンドのモデルもあるのですね。
その辺りのネームバリューを期待している人は少し残念に思うところもあるかもしれません。

しかしながら、メモリはケチらず2GB搭載されています!!ここ重要!!
(昔々にメモリをケチったせいでOSアプデが出来ず散々な言われようした某国産Android端末も有りましたね)
ここは非常に嬉しいところです。対抗機種になりうるHuawei Mediapad M1等は1GBですしね。
さすがに1GBにされると昨今のアプリでは厳しいところがあります。

あとディスプレイ解像度は最近としては少し低めの1280x800(WXGA)となります。
正直、現行スマートフォンの頭おかしい超高ppiのディスプレイを見慣れた目としては荒いです。
(7インチWXGAなのでppi換算で216ppiになりますね。昨今のスマートフォンの半分以下です)

文字中心のtwicca等のSNSクライアントだと特に目立ちます。

ただ、性能が不足したまま解像度を上げても動作が犠牲になるのでこれはこれでアリです。
Nexus7(2013)等は解像度こそ1920x1200(WUXGA)でしたが動作がもっさりでしたので…

高解像度&高性能なタブレットが欲しい人はZenPadSへどうぞってことなのでしょう。
この点は上手く棲み分けされていると思います。
(でも流石にZenPad10までWXGAはどうなんだろう)

あと、格安端末にありがちですが11a/11n(5.2/5.3GHz)/11acには非対応です。
これも地味に残念な部分です。
ちなみに最近話題のデレステ入れてみましたが無理です。全くゲームになりませんw


UIやアプリケーション


見ての通り、Android ASUS製品では一般的なZenUIです。
このUIがおせっかいだと感じるか便利だと感じるかは人それぞれですが、
私は好きですね。見やすいですし。

ただ、注意点がひとつ
キャリア端末ではないですが、
プリインアプリは結構有ります
さすがに羊は居ませんけどね。

キャリア端末はプリインアプリが糞と仰る方がたまに居ますが、
その点を期待してASUS機はあまり賢い選択ではないように思います。
そういう方は人柱的なデバイスにはなりますがNexusを買いましょう。

そういう言われ方はしますが、ASUSのプリインアプリ、実用的なものも多く
買って即使えるという意味では良い配慮だと感じます。

AudioCover・Power Caceについて

YouTubeやPlayミュージックを中心に試聴しました。
画質については先ほど解像度についてちらっと触れましたが、動画となると全然気になりませんね。
セミナーの際、力を入れて解説しているだけあります。

で、肝心の音質は悪くはないです。ただ、圧倒的な音質!とまではいきませんね。
音源によってはスピーカーの奥行きに余裕のあるYogaTablet2 1051Lの方が良いと感じる場面もある程度です。
別売りで用意するものならばもうちょっと頑張って欲しかった印象です。

AudioCoverの音質の評価はこんなものなんですが、その他に気になった点が幾つか…

まず取り付けがとても面倒な点
PowerCaceもそうなんですが、裏側のカバーをペリペリと剥がして取り付けます。
一昔前のスマートフォンの電池蓋みたいか感じです。ぺりぺり。
そしてCoverを取り付けて再起動が必要です(;´∀`)全くお手軽じゃねえ!

かと言って付けっぱなしにするとどっちもデカいです。
AudioCoverに関してはスピーカー部がタブレットを使ってる時にすごく邪魔です。

もう一点はAudioCover前提なのか、端末内蔵スピーカーがとてもしょぼいです
AudioCover常に付けておける類のものでもないので(そもそも別売りw)
ここは安易に妥協してほしくなかったところ。

ということで非常にZenPadの一番の特徴となるCoverでの拡張はまだ少し爪があまい印象です。
次回作でのKAIZENに期待です。

AudioCoverを閉じたところ。
こうやって見るとちょっとしたポーチみたいで雰囲気も良くて良いんですけどね…


で、買い?

この性能で実売18000円とコストパフォマンスは非常に良いです。
YouTubeや電子書籍など大きさ的にスマートフォンでは物足りないと感じている人は買いでしょう。
不安感のある中国製端末とかなり割高感のある国産端末の間を上手くつけています。

個人的にはSIMフリー(通話可)になれば非常に面白い端末になると感じます。
8インチモデルではあるようですが、それを是非7インチで実現して貰えると
格安スマホの代わりとして頑張れば運用することも可能では無いでしょうか?

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